独学で行政書士 法令科目の勉強法①~学習の流れ~

こんにちは。台風がやってきていますね。きれいに大陸を横断するルートのようです。
みなさんは台風の時ってどう過ごしていますか?
ほとんどの方は家でゴロゴロって感じだと思いますが、僕の場合は、むしろゲーセンなどに出かけて、空いているところで快適に遊びますねw

 

さて、今日は法令科目全体のおおまかな学習の仕方について書いていきます。
特に、法律初学者の方の場合、勉強しにくい科目で、謎も多いはずです。
この記事で色々紹介しますが、何かひとつでも参考にしてもらったらと思います。

 

法律のお勉強

 

やっぱり、初めは法律って堅苦しいイメージがありますよね。
六法全書とかいう分厚い本を携えて、難しい専門用語をだらだらって思うかもしれません。
でも、実際は、行政書士では六法を使って勉強する必要はありませんし、専門用語も慣れれば、
使いこなせます。ただ、慣れるまでが問題ですよねw

 

慣れるまでが勝負ということですが、法律に慣れるには結構時間がかかります。
ただ、凡人でも半年勉強すれば、法律に慣れ、最終的には試験に合格できるということです。
そこで、早く慣れて効率よく飲み込んでいくための、ちょっとしたコツなどを紹介します。

 

学習のおおまかな流れ

まず、法律科目の内容としては、もちろん色んな法律の条文を学んでいくわけですが、
勉強の仕方としては大きく3つに分けることができます。

1、条文を覚える

2、事例で考える

3、判例を知る

 

条文を覚える

まず、1についてですが、これは当たり前ですね。条文を覚えるということですが、単に条文をそのまま暗記するというわけではなく、条文の意味までしっかり理解することも必要です。
例えば、日本国憲法66条2項では、
「内閣総理大臣その他の国務大臣は、文民でなければならない。」とされていますが、ここでいう文民というのは、現役の軍人や自衛官ではない人のことを指します。

これは簡単な例ですが、文言・用語の意味を押さえることも重要です。

それと、よく疑問としてあがるのが、条番号も覚えるべきかということですが、行政書士の場合は覚える必要はないです。

 

事例で考える

そして、2ですね。事例で考える。これは主に民法に言えます。
条文だけ知っていても、実際の事例でどう使うのか、また、事例での法律関係がそれぞれどうなっているのかわからなくなることもあります。

例えば、民法177条は、「不動産に関する物権の得喪及び変更は、不動産登記法 (平成十六年法律第百二十三号)その他の登記に関する法律の定めるところに従いその登記をしなければ、第三者に対抗することができない。」

としています。これだけ暗記しても何を言っているのかわかりません。
これは事例で考えると下の図のようになります。

 

二重売買と言われるやつですね。民法177条が想定している典型的な事例です。
「登記」というのは、国が管理している書類に記録するということです。
また、「対抗」というのも法律独特の表現ですが、簡単に言うと、自己に有利な利益を主張するということです。

この場合、条文に従えば、Cが登記をしているので、Cが土地の所有権をBに主張できるということです。

このように、特に民法では、常に事例で考えながら条文を覚えていき、また、事例問題ではその事例を図に書いて整理していくことが重要になります。
まあ、図に書かなくてもいけるという人は、書かなくてもいいと思いますが。

 

判例を知る

最後に、3です。
判例というのは、裁判所が、具体的な事件の裁判で下した法律的な判断のことです。
この条文の文言はどう解釈するべきかとか、この事件ではどの条文をどう当てはめるべきか、について裁判所が判断を下します。

 

例えば、先ほどの民法177条の中にある「第三者」っていう文言は、具体的にどういう意味なん?ってなり、これは人によって意見が分かれます。

この点、判例によると、民法177条における第三者とは、「当事者もしくはその包括承継人以外の者であって、登記の欠缺を主張する正当の利益を有する者」(大連判明治41年12月15日)

とされています。

このように、裁判所が出した見解、判例も知る必要があります。
近年は、判例の細かい知識まで問われることが多くなってきています。
それだけ、判例学習の重要性も高くなっていますね。

以上のように、法律の学習は1~3が基本です。
条文も事例も判例も全て把握していかなければならず、量もなかなか多いと思います。
しかし、ここで我慢し続けた人だけが勝者となります。

 

まだまだ導入部分しか話せていませんが、今日はこのへんで締めたいと思います。
次回は、どのように学習を進めていくべきかについてまとめます。



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