独学で行政書士 憲法のツボ12(裁判所Ⅱ:裁判所の組織、司法権の独立)

こんにちは。

以前、法律番組「バラエティ生活笑百科」を紹介しましたが、あれは本当に民法の勉強に
なりますよね。試験勉強が終わった後も、未だに視聴しています。おそらく全国で放送されている
と思うので、もし時間があれば一度見てみてはどうでしょうか。ちょっとした知識を学べるので、
本番でも役立つ場面があるかもしれません。

 

さて今日は、裁判所の組織、司法権の独立についてです。

 

裁判所の組織と権能

以前にもこの画像を載せましたが、これはアメリカの最高裁らしいです。
なんか、そびえたつ難関ダンジョンという感じがしますねw
ハンガリーの国会議事堂も中々のRPG感がありましたが、こちらも見ごたえありです。

 

第六条 
○2 天皇は、内閣の指名に基いて、最高裁判所の長たる裁判官を任命する。

第七十九条 最高裁判所は、その長たる裁判官及び法律の定める員数のその他の裁判官でこれを構成し、その長たる裁判官以外の裁判官は、内閣でこれを任命する。

最高裁の長官は、内閣が指名し、天皇が任命する。最高裁の長官以外の裁判官は、内閣が任命
するというわけで、指名はないんですね。

 

第七十九条 
○2 最高裁判所の裁判官の任命は、その任命後初めて行はれる衆議院議員総選挙の際国民の審査に付し、その後十年を経過した後初めて行はれる衆議院議員総選挙の際更に審査に付し、その後も同様とする。
○3 前項の場合において、投票者の多数が裁判官の罷免を可とするときは、その裁判官は、罷免される。
○4 審査に関する事項は、法律でこれを定める。
○5 最高裁判所の裁判官は、法律の定める年齢に達した時に退官する。

最高裁の長官は任命される人で、国民から選ばれるわけではないんですね。だから、民主的な
コントロールを及ぼすために国民審査の制度があるんです。これは解職の制度であると解されて
います(最大判昭27・2・20)。
国民審査は、衆議院議員総選挙のときだけで、参議院議員の選挙のときはありません。
民主的コントロールを及ぼすための国民審査は、衆議院の方が参議院よりも民意を反映しているもの
であることと一緒に考えれば、
衆議院議員総選挙のときだけと暗記できますね。

 

第八十条 下級裁判所の裁判官は、最高裁判所の指名した者の名簿によつて、内閣でこれを任命する。その裁判官は、任期を十年とし、再任されることができる。但し、法律の定める年齢に達した時には退官する。

まあ、最高裁の裁判官も下級裁判所の裁判官も定年はもちろんあります。

 

 

司法権の独立

裁判の公正性が確保されるためには、裁判官も公正な立場で職務を行う必要があり、憲法は
司法権の独立を保障しています。

司法権の独立には、司法権が立法権・行政権から独立しているという司法府の独立と、
裁判官個人が他者からの干渉を受けないという裁判官の職権の独立があります。

 

第七十七条 最高裁判所は、訴訟に関する手続、弁護士、裁判所の内部規律及び司法事務処理に関する事項について、規則を定める権限を有する。
○2 検察官は、最高裁判所の定める規則に従はなければならない。
○3 最高裁判所は、下級裁判所に関する規則を定める権限を、下級裁判所に委任することができる。

第七十六条 すべて司法権は、最高裁判所及び法律の定めるところにより設置する下級裁判所に属する。
○2 特別裁判所は、これを設置することができない。行政機関は、終審として裁判を行ふことができない。
○3 すべて裁判官は、その良心に従ひ独立してその職権を行ひ、この憲法及び法律にのみ拘束される。

第七十八条 裁判官は、裁判により、心身の故障のために職務を執ることができないと決定された場合を除いては、公の弾劾によらなければ罷免されない。裁判官の懲戒処分は、行政機関がこれを行ふことはできない。

これらは司法権の独立を定めた条文です。下の報酬の保障もそうですが、裁判官は手厚い身分保障
が与えられていますねえ。まあ、裁判官に限らず公務員自体、身分が保障されているのですけどね。

 

第七十九条 
○6 最高裁判所の裁判官は、すべて定期に相当額の報酬を受ける。この報酬は、在任中、これを減額することができない。

第八十条 
○2 下級裁判所の裁判官は、すべて定期に相当額の報酬を受ける。この報酬は、在任中、これを減額することができない。

これも憧れますねw
まあ、裁判官は法曹の中でも特に優秀な選ばれしエリートがなるわけですが、計り知れない努力の先には、こんな優遇があるんですねえ。

今回は、裁判所の機関や司法権の独立でした。憲法の条文を読んでいると、なんか嫉妬してしまう
要素が多いですが、しっかり覚えたいですねw

それでは。



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