独学で行政書士 民法のツボ8(留置権)

こんにちは。

最近はもうハロウィンの準備というか、店でもハロウィングッズが並び始めていますね。
クリスマスに並ぶ一大イベントとして定着したハロウィンですが、こんなに盛り上がるように
なったのはいつ頃からなんでしょうね。
まあ当日は、遊戯施設やユニバなどのテーマパークが仮装した人たちで溢れるわけですが、
特に大阪では、道頓堀あたりに多く集まります。そして、テンションが上がった人が川に
飛び込むというのが、一種の名物となっている感じですねw

さて、今日は、担保物権に入っていきたいと思います。
この分野は重要かつ大量の事項が出てくるので、3つくらいに分割したいと思います。
まずは、担保物権の総論と、留置権についてです。

担保物権

担保物権とは、他人の所有する物を、自分の債権の満足を確保するために処分する権利です。
担保物権には、留置権先取特権質権抵当権があります。
重要度的には、抵当権がダントツで重要ですね。先取特権はあまり重要ではないという感じです。
それぞれの違いを整理していかなければ、混同し、正解にたどり着けなくなることが多い分野です。

 

簡単にまとめておくと、担保物権には、法律に規定されている一定の要件を満たすと当然に
成立する法定担保物権と、契約によって成立する約定担保物権があります。
法定担保物権は、留置権と先取特権、約定担保物権は、質権と抵当権です。

まあ、暗記する必要はあまりないですが、全体像のイメージをつかむために一応。

 

留置権

留置権とは、他人の物の占有者が、その物に関して生じた債権を有するときは、弁済を受けるまで、
その物を手元に置いておくことが認められる権利です。

上の事例は、Bが留置権を主張できる場合ですね。

 

留置権の要件をまとめておくと、

 295条から、①他人の物の占有、②その物に関して生じた債権を有すること
債権が弁済期にあること、④占有が不法行為によって始まったものでないこと、の4つです。

②の要件は、債権と物との牽連性(けんれんせい)と言いますが、判例は以下のようになります。

そして、物の引渡しを求める訴訟において、被告が留置権を主張した場合、その物に関して生じた
債権の弁済と引換えに、物の引渡しを命ずる引換給付判決が下されます(最判昭33・3・13)。

 

その他の重要な条文としては、
第二百九十六条  留置権者は、債権の全部の弁済を受けるまでは、留置物の全部についてその権利を行使することができる。

第二百九十七条  留置権者は、留置物から生ずる果実を収取し、他の債権者に先立って、これを自己の債権の弁済に充当することができる。

果実とは物から生じる収益のことで、例えば建物や土地を留置している場合に、それを誰かに賃貸
したときに発生する賃料のことですね。その賃料を受け取って自分の債権の弁済に使えるわけです。

 

第二百九十八条  留置権者は、善良な管理者の注意をもって、留置物を占有しなければならない。
2  留置権者は、債務者の承諾を得なければ、留置物を使用し、賃貸し、又は担保に供することができない。ただし、その物の保存に必要な使用をすることは、この限りでない。
3  留置権者が前二項の規定に違反したときは、債務者は、留置権の消滅を請求することができる。

第三百条  留置権の行使は、債権の消滅時効の進行を妨げない。

これは、留置権を行使しても、それだけで債権の消滅時効が中断するのではないということです。
ただ、「単に留置物を占有するに止らず、留置権に基づいて被担保債権の債務者に対して目的物の
引渡を拒絶するに当り、被担保債権の存在を主張し、これが権利の主張をなす意思が明らかである
場合」には、消滅時効が中断します(最大判昭38・10・30)。

 

第三百一条  債務者は、相当の担保を供して、留置権の消滅を請求することができる。

第三百二条  留置権は、留置権者が留置物の占有を失うことによって、消滅する。ただし、第二百九十八条第二項の規定により留置物を賃貸し、又は質権の目的としたときは、この限りでない。

 

ですね。赤字の部分は狙われやすいです。
留置権は若干マイナーなので、あまり手が回らず、他の担保物権と混同しやすいですよねえ。
というか担保物権自体が細かい条文が多いので、大変です。

短いですが、今日はこのへんで終えたいと思います。

学習の補助に役立ててください。それでは!



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