独学で行政書士 行政法のツボ9(行政指導)

こんにちは。

もう衣替えもしないとだめですね。衣替えは無駄に時間がかかるので、するのが億劫
なのですが、流石に夏に着る服はもう寒いですよね。

今日は、行政指導です。
ほとんど条文だけなので、太字と赤字だけ注意した方がいいですね。

行政指導

行政指導とは、行政機関がその任務又は所掌事務の範囲内において一定の行政目的を実現するため特定の者に一定の作為又は不作為を求める指導、勧告、助言その他の行為であって処分に該当しないものです。
これは行政手続法2条6号にありますね。

行政指導は色んな場面で使われますが、企業への経営指導とか、病院の開設中止勧告とか幅広く、
何かをお願いするものですね。指導という名前ですが、あくまでお願いなので、強制力はなく、
相手方に義務を課すものでもないので、法律の根拠は不要です。

行政法のコツとしては、法律もしくは条例の根拠が必要かどうかを常に意識することが重要ですね。

ちなみに、行政指導についての訴訟、取消訴訟を提起することはできます。行政指導は処分ではない
ため、処分性が認められないのが原則ですが、病院開設中止勧告のように認められる場合もあります。
さらに、違法な行政指導により損害を受けた場合には、国家賠償請求訴訟も可能です。

 

行政指導の手続

(行政指導の一般原則)
第三十二条 行政指導にあっては、行政指導に携わる者は、いやしくも当該行政機関の任務又は所掌事務の範囲を逸脱してはならないこと及び行政指導の内容があくまでも相手方の任意の協力によってのみ実現されるものであることに留意しなければならない。
2 行政指導に携わる者は、その相手方が行政指導に従わなかったことを理由として、不利益な取扱いをしてはならない。

(申請に関連する行政指導)
第三十三条 申請の取下げ又は内容の変更を求める行政指導にあっては、行政指導に携わる者は、申請者が当該行政指導に従う意思がない旨を表明したにもかかわらず当該行政指導を継続すること等により当該申請者の権利の行使を妨げるようなことをしてはならない。

(許認可等の権限に関連する行政指導)
第三十四条 許認可等をする権限又は許認可等に基づく処分をする権限を有する行政機関が、当該権限を行使することができない場合又は行使する意思がない場合においてする行政指導にあっては、行政指導に携わる者は、当該権限を行使し得る旨を殊更に示すことにより相手方に当該行政指導に従うことを余儀なくさせるようなことをしてはならない。

これまで、相手を従わざるを得ないような状況に追い込む行政指導がされてきたため、その反省と
防止のために、このような規定が置かれたのだろうと推測できますね。

 

(行政指導の方式)
第三十五条 行政指導に携わる者は、その相手方に対して、当該行政指導の趣旨及び内容並びに責任者を明確に示さなければならない。
2 行政指導に携わる者は、当該行政指導をする際に、行政機関が許認可等をする権限又は許認可等に基づく処分をする権限を行使し得る旨を示すときは、その相手方に対して、次に掲げる事項を示さなければならない。
一 当該権限を行使し得る根拠となる法令の条項
二 前号の条項に規定する要件
三 当該権限の行使が前号の要件に適合する理由
3 行政指導が口頭でされた場合において、その相手方から前二項に規定する事項を記載した書面の交付を求められたときは、当該行政指導に携わる者は、行政上特別の支障がない限り、これを交付しなければならない。
4 前項の規定は、次に掲げる行政指導については、適用しない。
一 相手方に対しその場において完了する行為を求めるもの
二 既に文書(前項の書面を含む。)又は電磁的記録(電子的方式、磁気的方式その他人の知覚によっては認識することができない方式で作られる記録であって、電子計算機による情報処理の用に供されるものをいう。)によりその相手方に通知されている事項と同一の内容を求めるもの

この条文、よく見ると3条が原則で、4条が例外ということで、「原則+例外」型ですね!

以前の記事で「原則+例外」の形になっている条文は狙われやすいと述べましたが、この条文も
過去の出題がかなりありますね。

 

(複数の者を対象とする行政指導)
第三十六条 同一の行政目的を実現するため一定の条件に該当する複数の者に対し行政指導をしようとするときは、行政機関は、あらかじめ、事案に応じ、行政指導指針を定め、かつ、行政上特別の支障がない限り、これを公表しなければならない。

この条文なのですが、いつか絶対に記述式で出題されると睨んでるんですよねえ・・・。
記述式は40字程度で答えなさいというものですが、解答欄には45字まで書けるようになっており、
少なくとも32字、多くて45字なんですね。そうすると、だいたい30字から45字でおさまるような
文章でまとめることができるところが出題されやすいわけです。
「事案に応じ、行政指導指針を定め、かつ、行政上特別の支障がない限り、これを公表」、これ38字
なんですよね。
行政機関がとるべき手続を説明しなさいだったら、字数ちょうどくらいですからね。注意です。

 

行政指導の中止等の求め
第三十六条の二 法令に違反する行為の是正を求める行政指導(その根拠となる規定が法律に置かれているものに限る。)の相手方は、当該行政指導が当該法律に規定する要件に適合しないと思料するときは、当該行政指導をした行政機関に対し、その旨を申し出て、当該行政指導の中止その他必要な措置をとることを求めることができる。ただし、当該行政指導がその相手方について弁明その他意見陳述のための手続を経てされたものであるときは、この限りでない。

第四章の二 処分等の求め
第三十六条の三 何人も、法令に違反する事実がある場合において、その是正のためにされるべき処分又は行政指導(その根拠となる規定が法律に置かれているものに限る。)がされていないと思料するときは、当該処分をする権限を有する行政庁又は当該行政指導をする権限を有する行政機関に対し、その旨を申し出て、当該処分又は行政指導をすることを求めることができる。

 

平成26年に追加された新しい条文なのです。
今後、少しづつ出題されていくでしょう。

今回は条文ばかりの味気ない記事になってしまいましたが、このへんは条文の暗記が全てです。

どうにかして、覚えやすい方法を見出したいですね。それでは今日はこのへんで。



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